衆議院北海道5区補欠選挙の結果を受けて事務局長談話
菅改造内閣発足後、初の国政選挙となった衆議院北海道5区補欠選挙は24日投開票され、民主党新人の中前茂之候補(連合推薦)が自民党前職に敗れ、7月の参議院選挙に続く厳しい結果となった。
中前候補は選挙戦で、「北海道の政治を変えたい!」と、昨年の政権交代の流れを変えることなく、38歳の若さと行動力で世代交代の必要性を訴えた。民主党は知名度不足を補うため党本部の幹部らを次々に投入、連合も中盤戦で古賀会長や南雲事務局長も応援に駆けつけるなど総力戦を展開したが、残念ながらその力を生かし切れなかった。
この結果は厳しく受け止めなければならないが、産別、地協・地区連合に結集する組合員の皆さん、退職者・OBの皆さんなど、全組織を挙げた闘い・ご支援に心から感謝を申し上げたい。
昨年の歴史的な政権交代から一年余、政権・与党を巡る状況はめまぐるしく変化してきたが、民主党政権には、デフレの進行、円高・株安など、景気は鈍化傾向にあることから「新成長戦略」の前倒しの推進、具体化を図るとともに、「国民生活が第一。」の原点に立ち返り「ねじれ国会」という複雑な政局の中で、丁寧な与野党協議で国会審議を通じた論戦を充実させながら、内外の様々な課題解決に取り組むことを強く望みたい。
連合北海道は、今回の結果を厳粛に受け止めつつ、明春の統一自治体選挙にむけて、地域経済の立て直し、人々が安心して暮らせる地域社会づくり・北海道の経済・雇用再生の先頭に立つ、北海道の新しいリーダーをつくりだしていくために全力を挙げていく。
以 上
2010年10月25日 | カテゴリー:談話