石川議員の逮捕に関して事務局長談話
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地購入問題で、小沢氏の元秘書であった石川知裕衆議院議員(北海道11区)ら3人が政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で東京地検に逮捕された。 本日招集の通常国会を前にして現職議員を逮捕するに至ったことは唐突感もあるが、政治改革を標榜して政権交代を果たした民主党の現職議員が「政治とカネ」を巡る問題で逮捕され誠に遺憾といわざるを得ない。
国民は政権交代によって国民生活第一の政治を期待していただけに、国民の中には閉塞感と失望感が交錯している。政府が「政治とカネ」の問題を放置しておいて国民の政治に対する信頼は回復できない。 国政をあずかる政府与党の民主党としては、国民の目線で政治刷新の先頭に立って「新しい政治」の実現を訴えてきた責任がある。国民の前に真相を解明し、「政治とカネ」の問題に対する自浄能力の発揮は勿論、国民の信頼回復に努めていくべきだ。 本日から始まる通常国会の冒頭から、この問題をめぐり国会が紛糾することは避けられないだろうが、経済雇用情勢の厳しさが続く中で生活不安や雇用不安など、国民の暮らしに直結する課題が山積みされている。政府の第2次補正予算案に盛り込まれている雇用調整助成金の支給条件の緩和や住宅版エコポイントの創設、地方交付税交付金の減額分の補填、新年度の当初予算案を3月末までに成立させるなど、景気の下支え策を切れ目なく打っていく極めて重要な局面にある。 このことによって政治の混迷は避けなければならない。ここは国民生活が第一を掲げ政権交代を果たした民主党と鳩山首相の指導力に期待したい。
以上
2010年1月18日 | カテゴリー:談話